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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル ニッケル
2011年1月17日 モスクワ 大木雅文

ロシア:ノリリスク・ニッケルがヴォロネジ州の鉱床獲得を計画

 地元誌等では、プーチン首相とノリリスク・ニッケルのウラジミル・ストルジャルコフスキーCEOとの会談等について取り上げている。
 この会談で、同CEO はプーチン首相に対し、同社が関心を有するヴォロネジ州の2つの大規模ニッケル鉱床(エラン及びヨルカ鉱区)の開発権につき入札の実施を要請した。同氏は「今年入札を実施するとの指示を出していただきたいという要望書を用意した」と述べ、プーチン首相からは「検討する」との回答があった。これらはヨーロッパ有数の大規模ニッケル鉱床である。同氏によると、落札した場合、ノリリスク・ニッケルは2011年から2018年の間に12億ルーブル(41百万US$に相当)を鉱山開発に投資する用意があり、鉱石処理の総能力は年間200万tとなるという。エラン及びヨルカ鉱床は既に2008年には売却が予定されており、ヴォロネジ州地質環境ライセンス局は入札実施のための書類を作成したものの、経済危機のため入札は実施されなかった。ロシア科学アカデミー準会員で地質鉱物学博士のニコライ・チェルヌィショフ氏は、エラン及びヨルカ鉱床を「十分大規模」と評価し、その鉱石埋蔵量は30年間集中的に採掘するに十分な量であると見ている。
 同CEOは、この会談中及びマスコミに対して、ノリリスク・ニッケルは2010年決算で売上高約150億US$、純利益50億US$以上を見込んでおり、このような成果を得られるとは予期していなかったこと、また2011年の投資額を対前年比2.3倍の900億ルーブル(31億US$に相当)まで拡大し、2025年までの投資額は320億US$となる可能性があること、2010年の国庫納付額は750億ルーブル(26億US$に相当)で前年の3倍を超え、2011年には約850億ルーブル(29億US$に相当)となる見込みであること、国際会計基準による同社の2010年H1の純利益は23億4,000万US$、売上高は68億3,000万US$であり、2009年の国際会計基準による同社純利益は26億5,000万US$、売上高は101億5,000万US$であったと発言した。

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