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ニュース・フラッシュ

2011年1月24日 ロンドン フレンチ香織

ザンビア:中国企業、ザンビア炭鉱労働者への銃撃事件をめぐって法廷審問に出廷

 ザンビア南部のCollum石炭鉱山を操業する中国人経営者が2010年10月、ザンビア炭鉱労働者の賃上げ抗議に対して銃撃を仕掛け、13人が負傷したとして、2011年1月中旬、中国経営者2人が殺人未遂の容疑でザンビア法廷審問に出廷した。
 事件当日、ザンビア人労働者は低賃金に対する抗議デモを起こしており、また、勤務中の事故に対する補償金が付与されないとして、中国企業の労働法違反を訴えていた模様。中国企業は、「本件の原因はコミュニケーションの問題」と主張し、その後は、労働者の給与を倍増し(月給305~455 US$(2千~3千Rmb))、通訳3名や現地人の人事マネージャーを起用し、負傷者に対しても一人当たり5千~1万US$の補償金を払っていると、処罰の軽減を求めている。
 中国によるアフリカへの投資は過去数年間で急成長し、2010年にはアフリカ全域で中国、対アフリカ貿易額は1千億US$にまで達したと推計されている。地元報道によれば、本事件によりザンビア住民の間では中国企業に対する不信感が高まっているが、ザンビア大統領は中国政府との関係悪化を避けるためにも慎重な姿勢を取っている模様。在ザンビア中国大使館は、中国投資家を招集して今回の事件を討議し、ザンビアでの中国企業事業運営に当り改善を求めている。

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