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鉱種:
レアメタル
2011年1月31日 ジャカルタ 高橋健一

インドネシア:政府、錫の国際市場価格上昇に伴う不法採掘対策として年間生産量制限を検討

 地元紙報道によれば、インドネシア政府は、錫の国際市場価格が上昇している現状を踏まえ、不法採掘を規制する目的で、錫の年間生産量を100千tに制限することを検討している模様である。
 これは、エネルギー鉱物資源省Bambang Setiawan鉱物石炭総局長が示したもの。インドネシアでは、2006年以降、錫の違法採掘に対して厳重な取締りを行ってきており、その効果が現れてきていたが、政府は最近の錫価格の上昇が中断していた違法採掘を再燃させ、これによる錫の供給超過及び主要産地となるバンカ・ブリトゥン州などの環境破壊に繋がることを懸念しており、今回の生産量制限はこの懸念を受けて示された。生産量制限は2011年2月以降の生産動向を見た上で、発動の検討を行うとしている。2010年の錫の生産量は79千t、また、政府見通しによる2011年の生産量も90千t規模で、制限量として示されている100千tを下回る水準であるため、生産量制限を行った場合でも市場に大きく影響するものではないとしている。

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