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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル ニッケル
2011年2月9日 モスクワ 大木雅文

南ア・ボツワナ:ノリリスク・ニッケルの海外展開(その1)

 地元金属関係誌によると、ケープタウン(南アフリカ)で開催された国際フォーラム「Mining Indaba 2011」において、ノリリスク・ニッケルのロマン・パノフ海外生産拠点部長は、南アとボツワナで操業中の生産拠点の発展可能性についてスピーチした。
 パノフ部長によれば2011年、ノリリスク・ニッケル・インターナショナルグループの工場は6万~7万tのニッケル生産を予定、また海外工場での銅生産量は20~20.5千tの規模であると述べた。
[南アフリカ共和国]
 ノリリスク・ニッケルと南ア企業African Rainbow Minerals は、南アのNkomatiニッケル鉱山(Nkomati)の株式を各々50%所有する。同プロジェクトの確認埋蔵量は粗鉱1億5,900万t、ニッケル50万t以上、銅20万t、白金族金属150 tである。パノフ部長は、Nkomatiプロジェクトの開発に関し、南ア企業African Rainbow Minerals と共同で実施され、ノリリスク・ニッケル側の投資総額が2億$を超える大規模投資プロジェクトであるとその意義を指摘した。
 また2010年11月、ノリリスク・ニッケルはNkomati選鉱場の操業開始を発表した。近代化により選鉱場の能力は月間10万tから25万tへと拡大した。Nkomatiの2つの選鉱場の鉱石処理能力は年間計750万tである。
[ボツワナ]
 ノリリスク・ニッケル・インターナショナルグループは、Tati Nickelの株式の85%を所有する(残り15%はボツワナ政府が保有)。プロジェクトは、Phoenix露天掘鉱山、Selkirk坑内掘鉱山、選鉱場等を含む。Phoenix鉱床の確認埋蔵量はニッケル品位0.22%(含有量24万5,600 t)の鉱石1億1,180万t。マインライフを延ばす等のために年間処理能力1,200万tのDMSプラントの運転が開始された。同プラントによるニッケル抽出率は80%である。Tatiニッケルプロジェクトは、予備選鉱プラントを用いニッケル品位0.1%の低品位鉱からニッケル精鉱を生産する世界唯一のプロジェクトである。
 2010年12月、ノリリスク・ニッケルは、Tatiニッケルが新規地質調査ライセンスを取得と発表。現在、TatiニッケルはPhoenix、Selkirk両鉱床の間にある地域に対するライセンスを所有している。また、Tekwane鉱床については3年間の地質調査実施ライセンスを取得しており、その暫定資源量はニッケル60万tである。さらに、Phoenix鉱床の北部に位置するPinagare鉱脈の3年間の地質調査ライセンスも取得している。

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