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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アルミニウム/ボーキサイト
2011年2月16日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル:アルミニウムの輸入国に転ずる可能性

 メディア報道によると、ブラジル・アルミ協会(Abal)関係者が最近のセミナーで、ブラジルは間もなくアルミニウムの輸入国に転ずる可能性がでてきた、と語った。同協会はブラジルがこれまでのアルミニウム輸出国から輸入国に転ずるのは2014年と見ていたが、これが早まる見通しとのことである。製錬能力の拡張は1985年以降されておらず、現在の生産能力は1.5百万t程度とされているが、2010年のブラジルのアルミニウム消費量は1.3百万tに達した。生産量のうち400千t/年は長期契約に基づく輸出向けであること、350千t/年程度のアルミニウム・スクラップ処理能力があること等を考慮すると、まもなく輸入国に転ずるとみられるという。
 ブラジルは、2014年のワールドカップ、2016年のオリンピック開催を控え、国内消費は主に自動車、インフラ整備、建築向け需要がさらに増加するとみられる。一方、最近の電力コストの高騰が新規アルミニウム製錬プロジェクトを遅らせているという。WBMSによると、2009年のブラジルの精製アルミニウム生産量1,536千t、二次アルミニウム生産量275千tに対し、輸出量は754千t、消費量は799千tであった。

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