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ニュース・フラッシュ

2011年2月27日 モスクワ 大木雅文

ロシア:天然資源環境省、地下資源利用権の認可システム迅速化に係る修正法案を政府に提出

 ロシア情報誌によると、ロシア連邦天然資源環境省は、大陸棚を含む連邦政府が管理する地下資源利用権の付与に関する意思決定期間を短縮することを目的として、現行法規の修正案を作成した。地下資源利用権は連邦政府の決定により認可がなされている。
 同省が作成した草案は、連邦政府が管理する地下資源鉱区における地下資源利用権取得申請の審査に関する規定に多数の修正を加えるものであり、「この政府決定草案が採択されれば、地下資源鉱区における鉱物探査・採掘に係る地下資源利用権の認可期間が大幅に短縮される」としている。
 天然資源環境省は、地下資源利用権の認可プロセスから経済発展省を排除することでこれを簡略化するよう求めており、その理由を「地下資源の利用条件に投資義務はなく、経済発展省との間で地下資源利用権付与に関する連邦政府決定の草案および地下資源鉱区の利用条件案を認可することが連邦政府決定の草案作成プロセスを著しく長引かせているため」としている。さらに連邦漁業庁とエネルギー省による決定草案の合意期限を10日間と定める等を提案している。
 ロシア政府は2010年6月、大陸棚地下資源利用権の付与作業の強化策を策定するよう関係省庁に指示しており、これは認可に係る期間短縮も含む。
 現行法により連邦政府が管理する地下資源に分類されるのは、ウラン、ダイヤモンド、高純度石英原料、ニッケル、ベリリウム、タンタル、リチウム、ニオブ、イットリウム族レアアース、白金族金属の資源量と埋蔵量を有する鉱床である。その他、石油可採埋蔵量7,000万t以上、天然ガス500億m3以上、金50 t以上、銅50万t以上を有する鉱床もこれに分類される。また大陸棚の地下資源利用権が付与されるのは、国家による支配が50%を超えるロシア企業だけである。

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