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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル 亜鉛
2011年3月14日 ロンドン フレンチ香織

欧州:大多数のEU加盟国、「EU水質枠組指令の追加規制優先物質リスト案に亜鉛を含めない」に投票

 国際亜鉛協会(IZA)の2011年3月3日公式声明によれば、大多数のEU加盟国は、「EU水質枠組指令(Water Frame Directive:Directive 2000/60/EC)における追加規制優先物質リスト案に、亜鉛を含めない」に投票した。産業界が、欧州委員会及びEU加盟国に訴えていたとおり、2000年以降に実施してきた環境リスク評価は、現在のデータ計測と比べると改善の余地があり、また、BLM(Biotic Ligand Model)などの新計測方法を利用していないデータでは、亜鉛の環境リスク評価には確実な論拠付与ができないとの判断がなされたものと考えられる。
 EU水質枠組指令で規制優先物質の対象となると、その物質の欧州圏内における水質限界濃度が設定された上、排出が制限される可能性がある。欧州議会は、少なくとも4年ごとに追加規制優先物質の見直しを求められているが、今回のリスト案は完成間近であり、2011年6月までに欧州議会に提出される予定である。同議会の投票でも亜鉛は本リストに含まれないことが予想されるが、最終の承認がなされるまでに、欧州連合理事会や欧州議会カウンシルなどの審議を経る必要があり、IZA、欧州溶融亜鉛鍍金協会(EGGA)その他の亜鉛の関連機関は、本決定プロセスに引き続き注視する姿勢であると表明していた。

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