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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル 亜鉛
2011年3月24日 北京 土居正典

中国:2010年鉛、亜鉛生産状況

 安泰科によれば、2010年の鉛及び亜鉛の生産状況は次のとおりであった。
 (鉛)
 国内生産量は、419.9万t(前年比13.3%増)で、地域別で見ると主要産地の生産は安徽省、湖南省、雲南省、広西で伸びたが、河南省及び広東省は現地政府による省エネ・排出物削減強化、旧式生産設備の淘汰実施により減少した。また鉛精鉱生産量は185.1万t(前年比36.1%増)であった。中国有色金属工業協会の統計によると、見掛け消費量は413万tで、実消費量は364.2万tと思われる。建設中で2011年に稼動予定の鉛製錬設備の生産能力は92万t/年で、その中には2010年からずれ込んだ42万t/年が含まれる。第11次5カ年計画期間中、鉛製錬設備の生産能力は2005年の300万t/年から2010年には498万t/年へと急増し、新規設備は再生原料を用いた設備が少なく鉱産原料を用いた設備が多い。
 (亜鉛)
 国内生産量は516.4万t(対前年比18.5%増)で、内モンゴル、湖南、雲南、広西、陝西など主要生産地についても2桁以上の伸びを示している。また国内精鉱生産量は370万t(対前年比19.7%増)であった。内需拡大により、需要は安定的に伸び、特にインフラ建設、不動産、自動車、家電製品など主な消費分野で伸びが大きかった。国家統計局統計によると見掛け消費量は533万tで、実消費量は約475万t(対前年比10%増)と思われる。精製亜鉛輸入量は32.3万t(対前年比52%減)、輸出量は4.3万t(対前年比47.4%増)であった。亜鉛精鉱輸入量(実物量)は324.1万t(対前年比15.9%減)、金属量に換算すると160万t(対前年比16.2%減)であった。酸化亜鉛の輸入量は前年比6%減の1.7万t、輸出量は前年比38%増の2.2万tとなった。亜鉛合金の輸入量は対前年比15.8%増の15.4万t、亜鉛合金の輸出量は252 tであった。

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