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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル ニッケル
2011年4月12日 ロンドン 萩原崇弘

ポルトガル:国際ニッケル研究会、ニッケルの需給予測を議論

 2011年4月11~12日、ポルトガル・リスボンにて国際ニッケル研究会が開催され、世界のニッケル需給等について各国代表、業界団体、コンサルタント等60名の参加者により議論が行われた。
 同研究会統計委員会での議論及び各国生産量等の集計の結果、2010年に関しては、製錬での地金生産は対前年比8.3%増の1,438.9千t、需要は対前年比18.4%増の1,466.0千t、需給バランスは27.1千tの供給不足となった。
 また、2011年に関しては、製錬での地金生産は対前年比11.2%増の1,600.2千t、需要は対前年比5.4%増の1,544.5千tの見込みで、需給バランスは55.7千tの供給過剰に転ずると予想した。なお、鉱山生産については、2010年は対前年比15.8%増の1,596.3千tであり、2011年については、対前年比14.8%増の1,830.3千tと予想した。
 なお、ニッケル需給に関連して、需要拡大に楽観的な見方が多かった一方で、需要の4割及び供給の2割強を占める中国の需給予測が非常に難しいこと、今後大型ニッケル鉱山の生産が予想されており、将来的にはニッケル価格が低下すると予想されること、中国政府が2011年に入り行っているインフレ抑制のため生産調整の動き、日本の震災の影響や中東・北アフリカ情勢、ユーロ危機などのリスク要因について注視が必要であることなどの指摘があった。

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