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ニュース・フラッシュ

2011年4月18日 北京 土居正典

中国:計画中の電解アルミ建設プロジェクトの全面停止

 現地報道によると、中国工業情報化部蘇副部長は業界会議において、「国家発展改革委員会、工業情報化部など関係8部門が連名で、国内で計画されている電解アルミプロジェクトに対し全面的に停止するよう通達する予定」と語った。なおこの通達は、本来、2011年3月に発行される予定であったものが遅延したとも説明されている。
 業界関係者によると、総投資額700億元(107億US$)に上る電解アルミプロジェクトが停止に追い込まれる見通しである。年初の報告書の中で、工業情報化部は電解アルミ設備の稼働率は6割にも拘らず、甘粛、新疆、内モンゴルなど電気コストが比較的安価な省区で投資が集中的に計画されていることに懸念を示していた。しかし、中国有色金属協会関係者は「稼働率は75~80%のはずで、生産能力拡大は需要に後押しされたものであり、闇雲な投資は極めて小さい」と述べている、
 国家統計局データによると、2010年の電解アルミ生産能力は2,100万tで、生産量は1,565万tであった。一方、業界コンサルのAladdiny Consultingによると、2010年生産能力は2,272万tで、生産量は1,750~1,780万tである。計画されている投資プロジェクトの主なものとして、陝西省有色楡林新材60万t、新疆信発40万t、寧夏錦寧40万t、鄒平高新40万t、霍煤鴻俊35万t、中鋁広西25万t、中電投青銅峡22万tなどが挙げられる。

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