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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル クロム
2011年4月25日 ロンドン 北野由佳

ジンバブエ:クロム鉱の輸出禁止

 ジンバブエ共和国の鉱山鉱業開発省(Ministry of Mines and Mining Development)は、国内における製錬能力の強化を目的として、同国からのクロム鉱の輸出を2011年4月20日以降、全面的に禁止すると発表した。同国政府は2007年にクロム鉱の輸出禁止措置を実施したが、その後2009年11月から18か月間、輸出禁止措置を一時解除していた。その一時解除の期限が4月20日であり、同省は予定どおり輸出禁止猶予期間は4月20日をもって終了し、同日以降、クロム鉱の輸出を一切許可しない旨をコメントした。
 2010年にはジンバブエ政府はクロム鉱の輸出に対する税金及び罰金の引き上げを行い、鉱山会社に対して、国内での製錬能力を強化するよう呼びかけてきた。例えば、同国で操業中の中Sinosteel社傘下のZimasco社は、2011年後期にUS$300百万を投資し、生産能力の強化と新製錬所の建設を行うと発表している。しかしながら、市場の専門家は、ジンバブエの多くの鉱山会社にとっては、フェロクロムといった付加価値製品の生産にスムーズに移行することは困難であるだろうとの見方をしている。
 なお、“Minerals Yearbook 2008”(USGS)によると、2008年のジンバブエにおけるクロマイトの生産量は484,482 tで世界弟9位である。

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