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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル チタン
2011年5月30日 ロンドン 北野由佳

南ア:Great Western Minerals Group社、チタン尾鉱からのレアアース回収に注目

 報道によると、Great Western Minerals Group社(本社:加Saskatoon、以下GWMG社)は、チタン生産の副産物として産出されるモナザイト鉱石からのレアアース回収に注目しており、南アでチタン生産を行っている数社に対して尾鉱からレアアースを採取するための契約に向けた話し合いを開始している模様である。モナザイト鉱石はレアアースの他に放射性金属であるトリウムも含んでいるため、その保管や処理には特別な許可を要する。
 GWMG社は2011年5月6日、南ア国家原子力規制局(NNR:South African National Nuclear Regulator)からウエスタン・ケープ州のSteenkampskraalレアアースプロジェクトについて、トリウム処理を含む正式な許可を取得したと発表した。同社のJim Engdahl CEOは「他社はトリウムを処理するための許可を有していない。当社は他社の鉱山が抱える課題(トリウムを含んだ尾鉱処理)に対処し、それを双方にとっての商機に変えることができる。」とコメントしている。契約締結に向けた話し合いを進めている数社の名前は明かされていないが、南アのExxaro Resources社とRichards Bay Minerals社が有力視されている。
 なお、同社はSteenkampskraalプロジェクトのレアアース分離プラント建設のための技術提携も2011年の7月までには締結し、2013年Q1にはレアアース生産を開始する予定である。既に中国企業2社を含む3社と技術提携契約に関する交渉を進めているとのことである。

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