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ニュース・フラッシュ

2011年6月3日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル:レアアース開発に期待が高まる

 メディア報道によると、ブラジルの豊富なレアアース資源の開発に向け議論が高まっている。
米国地質調査所によると、ブラジルのレアアース資源量は35億tとされている。また、アマゾンのSeis Lagos地区のレアアース資源量として29億t(含有レアアース43.5百万t)との推定もある。またMinas Gerais州Araxaリン鉱山(Valeが保有)のレアアース資源量は450百万t(含有レアアース8.1百万t)とされる。こうしたブラジル国内のレアアース資源には、Valeを含む10社程度が関心を示しているという。また、Foundation Certi(Santa Catarina)、Institute for Technological Research (IPT;サンパウロ)、鉱物技術研究センター(CETEM;リオデジャネイロ)等が研究を行っている。
 ブラジル政府内では、科学技術省がドイツのFraunhofer研究所と共同で技術開発を行う覚書を交わしている。また鉱山動力省・地質調査所(CPRM)は、2011年よりブラジル戦略的鉱物資源ポテンシャル評価プロジェクトを開始し、新たな鉱物資源開発の可能性を探り出している。3年間で、Growth Acceleration Program(CAP)から18.5百万US$の予算が支出される。こうしたレアアース資源の技術開発について、業界からは低コストで供給を行っている中国に対抗するためには政府の支援が不可欠、との意見が出されている。

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