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ニュース・フラッシュ

2011年6月13日 リマ 山内英生

ペルー:Humala次期大統領選出、鉱山会社の反応は様々

 2011年6月8日付け地元紙等によると、Huamala氏が次期大統領として選出されたことに対して、Xstrata及びBuenaventura社は今後も投資を継続することを表明した。この内、Las Bambas及びAntapaccay銅プロジェクトに56億US$の投資を計画するXstrataのスポークスマンは、当初の投資計画を変更する予定はないとしたほか、新政権はペルーが大企業にとって安定的な投資先であるという国際的な名声を保持するだろうとの考えを示した。
 また、ペルー国内でAccha亜鉛・鉛鉱山を操業するZincore Metals社のBenavides代表は、Humala氏の選出は投資家が必ずしも求めていた結果ではなかったとしつつも、それほどネガティブな結果とはならないとの考えを示した。その理由として、Humala氏が選挙期間中に国民の声を聞き入れたことで当初の急進的な提案が穏健化し、ブラジルのLula前大統領のような中道左派路線へと変化していった事実を指摘し、Lula前大統領自身も当初は市場から危険視された人物であったが、最終的にブラジルの株式市場は大きく躍進したとコメントした。
 一方で、Southern Copper社のGonzales社長は、新政権による鉱業政策が明確となるまでは、これまで予定していた20億US$に上る投資計画を再検討の対象とするとコメントした。同社長は、「ロイヤルティ率の引き上げや超過利益税導入など様々な提案が聞かれるが、実際に適用される税制がどのようなものか明確となるまではスタンバイとする」とし、より慎重な姿勢を示した。

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