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ニュース・フラッシュ

2011年6月27日 ロンドン 北野由佳

南ア:鉱山の国営化に関する議論が再燃

 アフリカ民族会議青年同盟(ANCYL:African National Congress Youth League)がきっかけとなり、南アにおいて2010年に続き鉱山の国有化に関する議論が再燃している。2011年6月16日、南ア与党アフリカ民族会議(ANC)の右派であるANCYLは第24回国民会議を開催し、南ア鉱山の国営化と無償での土地収用を国会で要請することを宣言した。
BLSA(Business Leadership South Africa)は、国営化に関する議論が南アの鉱業への投資だけではなく他の産業への投資をも遠ざける可能性を懸念する一方、BLSAのBobby Godsell会長は「国営化に関する議論は単一の団体に独占されてはいけない。我々も議論に参加しなくてはならない。」とコメントしている。また、南ア鉱業会議所(Chamber of Mines of South Africa)も同国の鉱山国営化に反対の立場を示しており、Bheki Sibiya CEOは無償の土地収用に関し「必要があれば、憲法裁判所に訴えることもいとわない。」としている。
 なお、ANCは2011年6月20日、ANCYLの国民会議における要請に関する声明を発表し、「ANCYLの国民会議はあくまでANCYLの会議であって、ANCの2012年選挙会議に直接関係するものではない。」とコメントした。

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