閉じる

ニュース・フラッシュ

2011年7月11日 北京 土居正典

中国:全国レアアース輸出作業会議、包頭で開催

 中国商務部報道室及び現地報道によると、全国レアアース輸出作業会議が2011年7月6日、内モンゴル自治区包頭市で開催された。会議には発展改革委員会、工業情報化部、国土資源部など関連部門責任者のほか国内レアアース主要生産地域の関係者など100名以上が参加した。会議の席上、商務部鐘山次官は「レアアースは再生不能な重要戦略資源で、輸出管理強化は資源及び環境保護、及び産業の健全な発展促進にとって重要である。商務部は関連部署と協力し密輸取締り強化を行うと共に、投機的売買に対し厳罰を課する。現在、指令性生産計画と輸出割当の連携が悪く、生産管理と輸出管理の連携を完備する必要がある」と話した。
 また7月5日発表の「WTO紛争処理小委員会による中国の原材料輸出制限はWTOルール違反」との判断に対し、同次官は「輸出割当管理政策はWTO規定に違反していない。商務部は関連法規及びWTOルールに基づき輸出管理及び監督検査を継続すると共に、産業のレベルアップを強化し積極的に高度実用材料を開発する。一次製品の生産、国内消費及び輸出の一元管理を実現する」と強調した。さらに「輸出は産業管理のポイントの一つで、関連部署との協力が不可欠である。各地商務部門は速やかな輸出状況及び問題の報告及び新たな提案を行い、輸出管理体制の完備を目指すべきである。輸出企業業界組織として中国五鉱化工輸出入商会は、政府及び企業間の橋渡し役を充分に果たし国際交流・協力を積極的に展開するべきで、各輸出企業は合法的活動を行い製品構造を積極的に改善すべきである。」と指摘した。
 関係者によると、今回の作業会議は以前と異なり、午前中は各部署からの上期輸出業務管理の総括及び下期業務重点課題の報告であった。午後の会議は非公開で、「輸出割当管理」に関し、企業及び関連主管部門が協議して今後の輸出割当管理修正案がまとめられ、全会一致で採択された。修正案では、輸出企業は環境保護部「レアアース産業汚染物排出基準」審査を受け認可を得ること、また輸出割当は大規模生産企業に偏り、特に統合再編による大規模企業集団に偏ることを明確にした。これまでの輸出実績に応じて輸出割当量を割り当てる基準は廃止される見込みである。

ページトップへ