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レアメタル
2011年7月18日 モスクワ 大木雅文

ロシア:連邦下院、錫鉱石の鉱物採取税ゼロ税率を承認

 2011年7月8日付け当地報道によると、ロシア下院は8日、鉱物採取税のゼロ税率導入に関する改正法案を第3国会で採択した。今後、大統領のサインを得て施行(2012年1月1日予定)となる。
 今回下院で承認されたのは、極東連邦管区内で採掘される錫鉱石に対する鉱物採取税に関し2013年1月1日から2017年12月31日までゼロ税率とする規定の他、黒海及びオホーツク海における石油ガスについてゼロ税率とするものである。
 なお、金属資源のうち極東連邦管区の錫鉱石のみゼロ税率を適用するのは、近年、錫鉱石の生産・輸出が低迷しており、近時の原油価格高騰等によるコスト負担が追い打ちをかける中、相対的に開発が遅れている同地域が国内生産の9割近くを賄っていることから、税負担を無くすことで同地域の経済活性化につなげる狙いがある。2010年12月にプーチン首相は与党会議において「極東地域における錫鉱区の開発のために税率をゼロとすることを決めた。サハ共和国(別名ヤクーチャ)とハバロフスク地域において2,500人分の雇用機会の創出に資するものになると期待する。」と発言している。また、今回の税改正で恩恵を受けるのはアブラモビッチ氏(オリガルヒ:ロシアの新興財閥)が支配する企業であるとする報道もある。

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