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ニュース・フラッシュ

2011年7月22日 ロンドン 萩原崇弘

カザフスタン:高付加価値化に向けて加工産業誘致と引き換えに外資の鉱物資源開発を容認

 報道によれば、カザフスタンは産業の高付加価値化に向けた動きを加速するとのことである。Albert Rau産業新技術省第一副大臣は、アスタナで開催された国際セミナーにおいて、行政面の参入障壁を下げ、査証条件の緩和や減税等により同国の投資環境を改善し、OECD諸国からの投資をさらに拡大していきたいとしている。同副大臣は、長期間ロシアに委ねてきた年産25万t規模で稼働しているアルミニウムの製錬設備が、今後年産60万t規模に拡大予定であることを例に挙げ、アルミニウムを活用した更なる付加価値産業の誘致など産業の高付加価値化が重要であると述べた。
 また、同副大臣は、こうした加工産業の誘致が鉄鉱石、銅、レアアース等の鉱物資源開発の条件ともなるとし、具体的には、現在交渉中の先進国とのレアアース分野での協力においては、当該先進国が板ガラス製造プラントをカザフスタン国内に設置し、同国産業の高付加価値化に協力するのであれば、レアアース鉱床を探鉱・開発することを容認することをほのめかす発言を行っている。

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