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ニュース・フラッシュ

2011年7月25日 ジャカルタ 高橋健一

ベトナム:初のアルミナ生産開始を契機に国内アルミ産業を振興

 2011年7月20日の現地報道によれば、ベトナム国営鉱山企業であるVinacomin は、中央高地Lam Dong省に建設中のTan Raiプラントで、同国初となるアルミナ生産を2011年9月から開始する予定である。当初の計画では2011年2月に生産を開始し、3月には輸出を開始する予定だったが、悪天候による条件の悪化、電力供給上の問題、機材搬入の遅れなどにより、建設作業が遅延した模様。投資額は4.6億US$とされ、Tan Raiプラントでは年間60万tのアルミナを生産する。Vinacominは、近隣のDak Nong省で進めるNhan Coプロジェクトでも60万t規模のアルミナ生産プラント建設を計画し、2012年の操業開始を予定している。
 さらにVinacominは、Dak Nong省に接する隣国カンボジア東部のMondulkiri州でもボーキサイトの探鉱プロジェクトを開始した。ベトナム政府によれば、ベトナムのボーキサイト資源量はギニア、豪州に次いで世界第3位の56~83億tとも言われているが、ボーキサイト資源の開発に関して、ベトナム国内では環境への影響やTan Raiプラントで中国アルミ業公司(Chinalco)の子会社がEPC企業となるなど中国の関与も懸念されている。今後Nguyen Tan Dung首相の資源開発促進政策の下、ボーキサイト開発を加速化させ、ベトナム国内におけるアルミ産業を振興する計画である。

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