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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2011年7月25日 調査部 渡邉美和

中国:四川漢龍集団、豪・鉄鉱石企業SundanceにTOB提案

 現地報道によると、中国四川漢龍集団の董事局劉漢主席は、最近、同集団傘下の漢龍鉱業が豪州上場企業で鉄鉱石の探鉱開発などを行っているSundance社(以下SDL)に全面的株式買収を提案したと表明した。買収総額は14.4億A$(15.9億US$)とのことである。SDLはカメルーンのMubala鉄鉱石プロジェクトの90%権益を保有している。この鉱区は世界三大未開発鉄鉱石鉱床の一つと言われ、四川漢龍がこれを手にいれれば、中国の鉄鋼業界が世界の鉄鉱石貿易で発言権を増すことに寄与する。
 四川漢龍集団有限公司は1997年3月に成立、集団の業務範囲は広く、エネルギー、電力、化工産業、生物医薬、インフラ建設、鉱業等多岐にわたっている。今回の海外企業買収は決して初めての事例ではなく、既に2009年10月19日には2億US$で豪州のモリブデン鉱山会社Moly Mines Ltd.の55.49%株式を入手、2010年11月2日には豪州ウラン鉱山会社Marenica社を買収、2011年3月18日には2億A$(2.2億US$)以上でSDLの16%株式を取得し同社の筆頭株主となっていた。
 なお、SDLは豪州上場企業であり、今回のTOBは今後豪州政府の承認が必要となる。

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