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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2011年8月1日 北京 土居正典

中国:河南省、鉛生産停止の企業が多数

 安泰科によれば、最近、河南省霊宝市豫霊鎮にある環境アセスメント審査未認可の鉛製錬企業を汚染源とする血中鉛濃度異常事件が発生し、87%の児童から基準値を上回る鉛が検出された。当該企業は、2011年7月11日までに生産を全面停止し、関連部署による環境保護検査を受けている。同時に、河南省では多くの鉛製錬所が生産ラインを全面的に停止し、関連部署の検査を受けている。同省は、2010年中国鉛生産量4,316,000 tのうち1,054,099.9 tと25%近くを占め、数多くの大手鉛製錬所が所在する。
 調査によると、河南省新凌市では河南志成金鉛株式有限公司、霊宝市新凌鉛業有限責任公司を含む鉛製錬所のすべてが生産を停止している。安陽市は環境保護検査の影響を受けず、安陽市豫北金鉛有限責任公司及び安陽市岷山有色金属有限責任公司は生産を継続し、出荷も通常どおりと伝えられている。また、済源市では一部製錬所が影響を受け、済源万洋製錬集団有限公司は新規生産ラインを停止、既存生産ライン(生産能力9,000 t/月)は通常どおり生産している。河南済源金利有限責任公司は生産量7,000~8,000 t/月を維持しているほか、中小製錬所は今のところ生産停止していないものの稼働率が非常に低い状況である。
 関係者によると、環境保護局は一部中小製錬所の生産停止及び検査実施を通達をしたが、具体的な検査日時は未定であり、近いうちの生産停止の可能性もある。

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