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ニュース・フラッシュ

2011年8月3日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:鉱業の安全基準向上及び組織改革法案を下院委員会に提出

 2011年8月3日、チリ政府は鉱業における安全基準向上とチリ地質鉱業局(SERNAGEOMIN)等鉱業関連機関の再編を行うための法案を下院委員会に提出した。この法案には、SERNAGEOMINの廃止及び探鉱・採掘計画を承認し、安全状況とその他規則の遵守について監視する監督機関の創設が盛り込まれている。また、地質情報を管理し火山の活動状況を監視する新しい機関の創設も謳われている。さらに同法案には、チリ銅委員会(COCHILCO)の廃止とその機能の鉱業省新部局への移管も含まれている。
 鉱業セクターの安全向上システムについて、同法案の中では鉱山事故情報に関するネットワークの創設、鉱山操業及び安全についての自己評価を可能にする分類システムの整備、技術者トレーニング、規則違反への罰金額引き上げが提案されている。
 本法案が作成された背景には、San José鉱山落盤事故を発端にした安全監督局としてのSERNAGEOMINの能力不足、CODELCO組織改革に伴うCODELCO監督機関としてのCOCHILCOの役割の終了、鉱業関連組織全体が旧態化し現状にそぐわなくなっていることがあると言われる。

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