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ニュース・フラッシュ

2011年8月5日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:Escondida鉱山のストライキ終結

 2011年7月21日からストライキが続いていたEscondida鉱山(チリ第Ⅱ州)では、8月5日に労働者側が鉱山側の提案を受け入れる形でストライキが終結した。労働者側は当初5百万Peso(約10,800 US$)の年間ボーナスを要求、後に4百万Peso(約8,600 US$)に要求額を引き下げていたが、最終的には鉱山側が提示していた2.65百万Peso(約5,700 US$)で合意した。労働組合のコメントによると、今回の合意には、労働組合が提案していた出退勤管理システムの導入、生産ボーナスのシステム透明化等を鉱山側が検討することも含まれている。
 ストライキは、鉱石品位の低下で銅生産量が減少したことにより、月間生産ボーナスが前年から70%縮小されたこと(30万Peso(約650 US$)→9万Peso(約190 US$))が引き金となり開始された。鉱山側は、巨額の年間ボーナス要求は団体協約交渉には含まれないことからストライキは違法であると主張、チリ第Ⅱ州労働局も7月末に違法ストライキであることを宣言していた。チリの法律では、正当な理由なく2日連続で欠勤した者に対しては会社側が解雇する権利を有する。メディア報道によれば、労働者側は鉱山側が解雇に踏み切るのではないかとの不安を抱えていた。
 Escondida鉱山の2010年銅生産量は1,086.7千tであるが、今回のストライキによる操業停止のため7月27日に銅精鉱販売についてのフォースマジュールを宣言していた。ストライキによる損失額は450百万US$と言われている。

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