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ニュース・フラッシュ

2011年8月11日 モスクワ 大木雅文

ロシア:Norilsk Nickel、2011年上期は主要金属が減産

 2011年7月28日付け当地報道によると、Norilsk Nickelは、ロシアの北極圏支社及びコーラ採鉱冶金会社並びにフィンランド、ボツワナ、南アフリカにおける事業部門の2011年Q2及び同H1の暫定生産実績を発表した。
 ニッケルの2011年Q2の生産量は前期7.1万tから8.5%減の6.5万tで、2011年H1の生産量は13.6万tとなった。銅の2011年Q2の生産量は同9.4万tから4.3%減の9万tで、2011年H1の生産量は18.4万tであった。パラジウムの2011年Q2の生産量は74.4万oz(23.1 t)と2011年Q1実績を6.3万oz(1.9 t)上回り、2011年H1の生産量は142.5万oz(44.3 t)となった。白金の2011年Q2の生産量は2011年Q1に比べ2万oz(0.6 t)増の19万oz(5.9 t)となり、上期全体での生産量は36万oz(10.8 t)に増大した。
 ロシア国内の事業部門(北極圏支社及びコーラ採鉱冶金会社)は、2011年H1のニッケル生産量は11万tとなり前年同期実績を3%下回った。また銅生産量は17.6万tとなり前年同期実績を5%下回った。この減少は、春の洪水期の海運中断が例年より早く始まり、冶金処理と精錬に向けた北極圏支社の半製品(マット)のコーラ採鉱冶金会社への納入に遅滞が生じたためである。Norilsk Nickelは、ロシアの事業所によるニッケル及び銅の生産計画の若干の遅れを2011年H2中に取り戻す予定である。
 また2011年H1のパラジウム生産実績は136.3万oz(42.3 t)となり、承認済みの生産計画どおりの生産量となっている。プラチナについては、上期全体での生産量は34.7万oz(10.7 t)に達し前年同期実績を若干上回った。
 フィンランドのHarjavalta精錬工場の2011年H1のニッケル生産量は2万tで生産計画を上回った。
 Tati Nickel工場とNkomati工場が2011年H1に生産したニッケル精鉱は合計0.8万tで、2010年H1の実績より17%減少した。Tati Nickelの生産実績に主に影響したのは鉱石の鉱物組成の変化であり、Nkomati工場での減少についてはその採鉱がニッケル含有量の低い鉱山の上位層で実施されたことによる。

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