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ニュース・フラッシュ

2011年8月28日 モスクワ 大木雅文

カザフスタン:貴金属の国外持出し・持込みの国家管理を導入

 2011年8月24日付け現地報道によると、カザフスタン政府は、貴金属及び貴金属を含有する原材料について、その持出し、持込みにおける国家管理を導入することとなった。
 カザフスタン共和国国立銀行と採鉱冶金企業協会(AGMP)のプレスリリースによると、8月16日付カザフスタン政府決定第924号により、カザフスタン、ベラルーシ、ロシアの3か国関税同盟の非加盟国からカザフスタン領内への持込み、及び同国領内からの持出しに関する規則が承認された。
 この規則では貴金属採鉱部門の企業が輸出契約を履行できるように、第一段階として2011年12月31日まで簡素化された国家管理手続きを維持することが提案されている。また同プレスリリースには「2012年1月1日から、カザフスタン及び関税同盟諸国領内において、貴金属を含有する原材料加工の一層の発展に向けた条件と刺激を創出する必要がある」と記されている。
 他方、同銀行は、外貨資産を補充するため、純金インゴット購入の国家優先権を最大限行使する予定である。国内の金生産者を支援するため、同銀行はAGMPと共同で純金インゴット購入の前払制の可能性を検討している。また更に、現在の金売買のVAT課税制度は、生産者の金輸出を助長しているとして、カザフスタンの生産者が国内で採掘・加工した金を販売できる条件を整えるため、国立銀行は政府に対し、国内市場と輸出向けの金販売にVAT課税の観点から平等の条件を設定する問題も提起されている。

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