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ニュース・フラッシュ

2011年8月29日 ロンドン 北野由佳

南ア:BEE権益譲渡の現状、不遵守の罰則強化を検討

 南アのShabangu鉱物資源大臣は2011年8月11日、同国の鉱業憲章で定められているBEE権益譲渡の現状に関してコメントし、2014年までに同国鉱山の権益の26%以上を「歴史的に不利益を被ってきた南ア国民(HDSA:Historically Disadvantaged South African)」に譲渡するという目標の達成は可能であるとの意向を示した。2009年までの達成目標は15%であったにも関わらず、実際にHDSAに譲渡されたのは8.9%であり目標値を下回っていた。しかし、黒人権利拡大(BEE)政策の実施状況には進展が見られているとし、同大臣は「2014年までに目標の26%を達成できることを確信している。ただ毎年(BEE化の現状を)評価する必要がある。」とコメントした。一方、鉱物資源省の鉱業政策開発部長Andre Andreas氏は、鉱業憲章の不遵守に対する罰則強化を検討中であることを明らかにし、「鉱業憲章を遵守できなかった鉱山会社に対する罰則の強化を検討している。」と語った。
 しかし一方では、南ア鉱山会議所(Chamber Of Mines)が2011年8月24日、国会でプレゼンテーションを行い、同会議所の会員である鉱山会社は既に目標値を超える平均28%をHDSAに譲渡していると主張した。同会議所のBheki Sibiya CEOは「取り組むべき課題がまだ残っていることは理解しているが、広範囲にわたるBEEの実施に関しては、同国の鉱業は素晴らしい成果を上げている。」とコメントした。

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