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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2011年9月5日 北京 土居正典2011. 8. 31 金属企画調査部 渡邉美和

中国:江西銅業2011年H1の業績発表、利益には銅製錬より銅加工がより貢献

 現地報道では、江西銅業は2011年H1の業績報告を発表し、同期では銅ワイヤロッドが利益により貢献していると報じた。
 同社の2011年H1の売上額は593.18億元(93.1億US$)(対前年同期比57.89%増)、純利益は42.29億元(6.6億US$)(同 99.07%増)であった。生産量は、銅カソード(代理加工を含む)48.5万t(同7.30%増)、金12,840 ㎏(同23.3%増)、銀293 t(同25.74%増)、銅棒・線20.5万t(同3.02%増)、硫酸120万t(同1.64%減)であった。そのほか、硫黄精鉱83万t(同9.21%増)、銅精鉱9.6万t(金属量、同14.29%増)、モリブデン精鉱(Mo 45%)2,367 t(同4.78%増)、銅棒・線を除く銅加工製品3.3万t(同6.45%増)であった。
 営業業務ごとに見ると、銅カソードでは営業利益率6.22%で、前年同期比0.87ポイントの減少、一方、銅ワイヤロッドの業務では営業利益率8.38%で前年同期比0.69ポイントの増加となっている。銅ワイヤロッドなどの加工部門の利益率が明らかにカソードより高い。同社のカソード部門は対外原料の調達依存度が非常に高い反面、銅ワイヤロッドはその大部分は自社内供給であり、これが規模拡大による効果とうまく整合しており、ひいてはカソードの付加価値を高めることとなり、グループとしての利益確保に貢献していると見られる。
 しかし、銅ワイヤロッド以外の銅材加工では営業利益率は4.17%にすぎず、前年同期比でも1.11%減少している。この部分でまだ利益拡大の余地が残されている。
 同社は2011年H2に広東で40万tの銅ワイヤロッド生産設備を建設することを明らかにしているが、これが生産開始となれば、更に銅ワイヤロッド市場の占有率を高めることができる。

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