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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2011年9月12日 ロンドン 小嶋吉広

南ア:Rio Tinto及びAnglo American、Palabora銅鉱山の権益を売却

 Rio Tinto及びAnglo Americanは、2011年9月5日、両社が保有する南アPalabora銅鉱山の権益の売却手続きに入ったことをそれぞれのHPで発表した。Rio Tintoは同鉱山の株式57.7%を、Anglo Americanは16.8%を保有しており、同鉱山の現在の時価総額は9億4,540万US$とされている。
 Rio Tintoの2011年Q2における銅鉱石生産において、同鉱山は、Escondida(チリ)、Bingham Canyon(米)に次ぐ第3位(10.8千t)の生産規模であった。同鉱山では現在、マインライフを2016年から2030年にまで延ばすための規模拡張に向けた、調査が行われているところである。
 両社は売却の理由として、Palabora銅鉱山は資産として保有するほどの十分な規模でなくなったため、としている。しかしメディアの中には、同鉱山は副産物として磁鉄鉱を産出し、現在ストックパイルされている状況であるが、これを鉄鋼原料として利用できる可能性があるため、ノウハウを有する他の会社に引き渡すのが適切であると判断した、と見る向きも少なくない。また現在南アでは、鉱山国有化について与党ANC内部で議論されるなど鉱業が先行き不透明な状況にあり、加えて労務コストや電力コストの増大、ランド高の進行によって南アのビジネス環境が悪化していることが原因であるという見方もある。

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