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ニュース・フラッシュ

2011年9月12日 ジャカルタ 高橋健一

ベトナム:政府、鉱山採掘ライセンスの発行を当面停止

 2011年9月8日の各社報道によればベトナム政府は、近年増加を続け大規模化傾向にある鉱山採掘が、周辺地域に対し深刻な環境被害を招いているとし、鉱山採掘ライセンスの発行を2011年8月30日以降、当分の間停止することを決定した。今回の政府決定の背景には、鉱山採掘による環境被害がこれまでメディア報道で度々取り上げられていたこと、また2011年8月8日に開催された鉱山全国会議において、チタン鉱石採掘による環境被害の事例としてBinh Dinh省などにおける広範囲な土壌、河川及び地下水汚染の実態が報告されたことがあると報道されている。
 更に鉱山全国会議では、ライセンス発行権限が地方政府に移譲された結果、管理が不十分となり乱開発されている点も環境被害をもたらした大きな要因であることが指摘された。なお今回の決定に関連し、政府官房は天然資源環境省、商工省などに対しライセンス発行状況、管理方法の実態調査や資源開発の実態が国家開発計画に則って行われているか、また輸出と国内需要のバランスが取れているかなどの調査を指示している。

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