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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2011年9月13日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:銅製錬所排出規制強化の動きにチリ銅製錬各社が懸念

 メディア報道によると、現在チリ政府には銅製錬所からの排出ガス基準を新しく設け、規制を始める動きがある。これについて、チリ国内に製錬所を保有するCODELCO及び民間企業(Xstrata、Anglo American)は懸念を示している。これまでのところ排出基準について具体的な発表はないが、粒子状物質(PM)捕集率約95%以上といった基準が適用される可能性が大きいとされている。
 CODELCOは4製錬所を操業しているが、前記基準へ対応する各製錬所の設備投資に10億US$が必要と言われている。CODELCOのDiego Hernández総裁は、「規制が大きく強化された場合、世界的に見て小規模なVentanas製錬所を新基準に適合させるのは経済的に難しいかもしれない。正式な基準の決定を待ち、どのように適合させることができるか、また、必要投資がどの程度かを調査する必要がある」と述べた。
 Altonorte製錬所を操業するXstrataは、環境配慮型の製錬所改善プロジェクトに既に1.3億US$を投資しているが、さらに1億US$の追加投資を計画している。Anglo Americanが操業するChagres製錬所は既にPM捕集率96%を達成しており新基準を満たす可能性が高いが、新基準についての審議の行方に注目している。Anglo Americanによれば、常に操業全体の環境改善に努めており、近年実施したChagres製錬所への投資はPM捕集率を高めることが目的であった。

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