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ニュース・フラッシュ

2011年9月16日 調査部 渡邉美和

中国:四川漢龍集団の豪インサイダー嫌疑による波紋

 現地報道が伝えるところによると、四川漢龍集団が豪の上場企業Sundance社にTOB提案して2か月が経過した。この度、インサイダー取引で調査を受け、取引に嫌疑がかけられているとのことであり、関連の資産は現在当局により凍結され、関係者は豪国内にとどめられている。
 豪FIRBによれば、現在まさに調査は進行中とのことで、ニューサウスウェールズ州の最高法院は漢龍集団の肖輝総経理を9月22日以前に豪から出国することを禁止するとともに、資産を凍結し、それ以外の漢龍集団職員の出国を制限している。
 なお、中国国内では、宏達股份の株主総会が開催され同社のモリブデン・銅などへの100億(元)投資案が可決された。宏達股份の楊騫董事長は「(同社の)戦略には四川漢龍との提携強力は含まれていない」と発表した。これは、豪でインサイダー取引の疑惑から買収計画に支障をきたしている四川漢龍集団の実際のオーナーである劉漢為と、宏達の事実上のオーナー劉滄劉は従兄とのことで、市場では宏達がなんらかの形で豪の四川漢龍の動向にタッチするのではとのうわさが流れていたことを映したもの。

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