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ニュース・フラッシュ

2011年9月19日 リマ 山内英生

ペルー:鉱業大会開催

 2011年9月14日付け地元各紙によると、9月12日から16日までペルー南部の都市Arequipaで開催された鉱業大会において、ペルー国内で活動する主要企業の代表者らがプロジェクトの進捗状況や今後の展望等を明らかにした。各社の主なコメントや発言は以下のとおりである。

・ Xstrata Tintaya社
 Xstrata Tintaya社のMarun副社長は、Antapaccay銅プロジェクト(Cusco県)の鉱山建設が32%まで進んでおり、2012年H2に生産を開始する予定であることを明らかにした。同社はAntapaccayプロジェクトに14.73億US$を投資し、20年のマインライフ期間に年間平均140千t(最初の10年間は160千t)の銅を生産する計画である。一方、Las Bambas銅プロジェクト(Apurimac県)においては住民の移転先となる居住地を建設したことを明らかにした。Las Bambas銅プロジェクトには42.3億US$が投じられ、2014年H2に操業を開始することが計画されている。

・ Anglo American
 Anglo Americanは、Quellaveco銅プロジェクトの建設を2012年に開始すると発表した。同社によると、建設期間は44か月となる見通しで、操業開始後は年間220千tの銅を生産する計画となっている。

・ Cerro Verde社
 Cerro Verde銅鉱山は、2011年末に操業拡張プロジェクトの環境影響評価(EIA)をエネルギー鉱山省へ提出する見通しを明らかにした。この拡張計画には35億US$が投じられ、選鉱プラントの処理能力が3倍になる。拡張工事は2013年に開始され、2016年に完了する見通しである。一方、Cerro Verde鉱山では5%の賃金アップ等を求めて無期限ストライキが開始され、同鉱山ではストライキに入った1,200名の労働者の代替人員を一時的に雇用することで対応している。

・ Southern Copper社
 Southern Copper社 のGonzales社長は、2011年9月中にもTia Maria銅プロジェクト(Arequipa県)の実施を目的とした地元自治体及び中央政府との対話協議を再開する考えを示した。同社長は、Tia Maria銅プロジェクトは国民及び政府の双方に貢献するとの考えを主張した。一方、Arequipa県のGuillen知事は、合意形成なしにはプロジェクトの実施は困難であるとの考えを示した。 更に同社長は、Los Chancas銅プロジェクト(Aprimac県)のFSを2011年末までに完了する見通しを明らかにした。同社長によればLos Chancas銅プロジェクトの操業開始は2015年で年間80千tの銅を生産する見通しである。

・ Barrick Gold社
 Barrick Gold社は、Lagunas Norte金鉱山(La Libertad県)及びPierina金鉱山(Ancash県)に対して2013年までに5.5億US$を投資することを明らかにした。これらの投資はLagunas Norte鉱山のリーチングパッドや、Pierina金鉱山の酸性水処理プラント建設等に充てる計画である。なおPierina金鉱山は、現在2014年までとなっているマインライフを2018年に延長する見通しである。

・ Buenaventura社
 Buenaventura社は、2012年にMallay多金属プロジェクト及びBreapampa金・銀プロジェクトの操業を開始する旨発表した。Benavides社長は、これらは小規模ながらもBuenaventura社が100%の権益を有するプロジェクトであり、各プロジェクトに対して50~70百万US$を投資する計画であるとした。一方、Newmont社と共同で実施するMinas Conga銅・金プロジェクト(Cajamarca県)は順調に進行しており、2014年末に生産を開始する見通しであること明らかにした。更に、最近操業を開始したばかりのTantahuatay金鉱山では2011年に金6万oz(約1.9 t)を生産し、2012年には10万oz(約3.1 t)を生産する見込みであると発表した。

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