閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2011年9月25日 ジャカルタ 高橋健一

インドネシア:Grasberg銅・金鉱山ストライキ、労使交渉は硬直化

 2011年9月21日の各社報道によれば、9月15日からインドネシアGrasberg銅・金鉱山で発生しているストライキにより、同鉱山の生産、出荷は大きな影響を受けている。同鉱山の全従業員約2万3千人のうち、約半数となる1万2千人の労働組合員がストライキに参加しており、現在は残りの半数となるコントラクターや非組合員らによって操業は行われているものの、特に選鉱処理や出荷業務においては極めて限定された状態での操業となっている模様である。過日エネルギー鉱物資源省の発表では、今回のストライキにより23万t/日の鉱石生産が影響を受けるものと見込まれている。
 一方、9月23日の報道では同ストライキは1か月の予定で決行されているものの、労働組合側は、要求内容が鉱山側に受け入れられなければさらに期間を延長する構えを示している。労働組合幹部のコメントによれば、当初政府の仲裁・立会いによる三者間の協議が行われたが、条件合意には至っておらず、同様の三者間協議は今のところ予定されておらず、平行線状態が長期化するとの懸念を示している。今回のストライキを巡るこれまでの賃上げ交渉においては、労働者側は現在の時給1.50~3.0 US$から30 US$~200 US$への賃上げを要求しており、これに対し鉱山側は今後2年間で賃金の22%増、ボーナスの増額などの回答に留まっている。

ページトップへ