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ニュース・フラッシュ

2011年10月1日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル:新鉱業法、国会審議遅れる

 新鉱業法の審議については、当初2011年9月中に国会に送られる予定であったが、新規鉱山開発における資機材の国内調達の義務化、新しい監督機関の設立についての意見調整、大規模鉱山に対する超過税上乗せ等の案も浮上し、国会審議に入れない状態が続いている。
 新鉱業法の審議過程で、新規鉱山開発において一部の資機材の国内調達を義務化する案が浮上していると、Carlos Nery工業開発庁(ABDI)特別顧問が語った。また、鉱山会社が国内付加価値化のための生産拠点の整備になんらかの支援を行う仕組みも検討されている。ブラジルでは既に、石油開発における同様のガイドラインが導入され、またブラジル国内製品の調達を支援するための“Brasil Maior”キャンペーンが導入されており、鉱物資源分野についても、こうしたRousseff大統領の意向を酌んだ対応が必要となっているという。
 また、鉱物資源局(DNPM)に代わる新たな監督機関の設立に関し、野党から新監督機関の給与が現行DNPMより30%高いレベルにあること、新監督機関の予算が連邦予算に組み込まれていないことが指摘され、調整が遅れている。さらに、Aecio Neves上院議員が、大規模鉱床に対しロイヤルティに超過税を上乗せする法案も提出するとされている。同議員は、現在のロイヤルティ歳入の約50%を占めるMinas Gerais州の知事を務めた人物である。

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