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ニュース・フラッシュ

2011年10月3日 ロンドン 北野由佳

英:LMEメタルセミナー、Abbott会長がLMEの買収に関してコメント

 2011年10月3日、ロンドンでLMEメタルセミナーが開催され、各国から金属関連の団体、企業、コンサルタント等約500名が参加した。同セミナーの冒頭でLMEのMartin Abbott会長がスピーチを行い、独自のクリアリングハウス(清算機関)の構築、LME倉庫問題及びLMEへの買収オファーの3点に関してコメントを行った。概要は以下の通りである。
 「まず、独自のクリアリングハウスの構築に関しては、2010年8月から実行可能性調査を行っており、率直な議論が進められている。LMEのビジネスで創出した価値を株主に還元すること、そしてLMEにおける効率を向上することが話し合いの焦点となっている。
 次に、LME倉庫に関しては過去5年間で、LMEに関する他のどの話題よりも多くメディアに報道されているが、確かな情報に基づく報道が少ないと感じている。いくつかのLME倉庫における待ち時間の長時間化が報道されてきたが、LME倉庫の課題は、様々な要素が複雑に関係して発生したものである。LME倉庫のシステムに関しては、根本的な欠点はないと考えている。LMEの役割は市場や価格に影響を与える要素に関する情報の透明性を保つことであり、市場を管理することではない。
 最後に、LMEへの買収オファーに関する各社の報道があったが、LMEではこれから数か月間は買収オファーに関するコメントは控え、買収オファーを検討するためのプロセスに入る。まず買収の申し出を受け付け、その後LME役員会で話し合いを行い、真剣に検討すべき買収オファーがあればLMEの株主に報告を行う。最終的な決定が下されるのは早くても2012年Q2の終わりである。買収オファーの検討に当たっては、『LMEを売却する必要はない』という考えがあくまで基盤にあり、その考えを覆すほどの素晴らしい買収オファーがない限りはLMEの売却は考えがたい。」

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