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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2011年10月3日 バンクーバー 大北博紀2011. 9. 30 金属企画調査部 渡邉美和

中国:五鉱資源、DRCコンゴKinsevere銅鉱山を保有するAnvil社を買収

 地元紙等は2011年10月1日、五鉱資源(本社:香港)が新たな買収のターゲットをAnvil Mining Ltd.(本社:ケベック州モントリオール、Anvil社)に定めたと報じた。Anvil社の主要資産は、6万t/年の銅カソードを生産するDRCコンゴのKinsevere銅鉱山である。
 五鉱資源は2011年9月30日、Anvil社の普通株全株を現金約13.3億C$、または一株当たり8 C$で買収するオファーを公表。Anvil社経営陣も株主にオファーを受け入れるよう勧めているが、同日のAnvil社の株価はC$7.66とオファーの範囲内に留まった。投資家やアナリストは、DRCコンゴが政情不安やインフラが乏しいなどの理由で世界で鉱山操業が一番難しい場所の一つであり、買収競争は成功しないと判断した。
 中国はDRCコンゴのインフラや鉱山開発に多大な投資をしており、DRCコンゴも中国を歓迎している。また、五鉱資源はアフリカの銅資源への投資を熱望しており、ザンビアの銅鉱山を主要資産とするEquinox Minerals Ltd.の買収を目指したが、2011年4月に長期間に及んだ買収合戦に敗れている。
 この協議に当たって、Anvil側は、41%の株式を保有する最大株主のTrafigura Beheer B.V.の支持も含め、全株主と役員会もこれを承認している。ただし、本件は今後、五鉱資源の株主大会と豪FIRBの承認が必要となる。

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