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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2011年10月10日 サンティアゴ 神谷夏実

チリ:銅価格下落に対し強気の見通し

 2011年9月以降の銅価格の下落に対し、チリ政府、鉱業界関係者は、一時的な価格下落はしばらく続くが、2012年は価格は回復するとの見方を示している。鉱業省Wagner次官は、今後2~3か月は3 US$/lbを下回る局面もあるが、その後価格は回復するとの見通しを示した。また、欧州、米国経済が危機的状況にある限り大幅な価格回復は見込めないものの、底堅い中国需要も続くので、長期的には3~4 US$/lbで推移するとみている、と発言した。10月初旬に発表されたチリの2012年国家予算案では、銅価格3.02 US$/lbをベースとしている。また2011年の平均価格は、現在のところ4.186 US$/lbとなっており、現在の価格レベルでは特段見直しをすることにはなっていない。また、チリでの今後8年間の投資予定額670億US$を見直す動きも、今のところ出ていないという。
 しかしチリ鉱業協会(SONAMI)関係者は、2012年に回復に転ずるまでに、銅価格は一時的に2.5 US$/lbまで下落する可能性もあると、やや厳しめの見方も示している。またCODELCOのHernández総裁は、「こうした価格下落局面において、中国は銅を買い入れ在庫の積み増しを行う傾向があり、今後の価格を下支えする」との見解も示している。CODELCOの場合、銅価格1 US$/lbの下落で、売上は30億US$下がるという。

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