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ニュース・フラッシュ

2011年10月10日 ロンドン 小嶋吉広

DRCコンゴ:鉱業投資増加により電力不足が懸念

 DRCコンゴの国営電力会社SNEL(Societe Nationale D’electicite)のMusanda会長が述べたところによると、鉱業投資の増大による急激な電力需要の増加によって、国内、特にKatanga州での電力不足が深刻化し、将来的には銅の生産に影響を及ぼすおそれがある。SNELの2011年の電力供給は996 MWであるが、今後、新規鉱山開発により2020年には5,132 MWまで電力需要が拡大する見込みである。
 DRCコンゴ国内には水力発電に適した水系が多数あり、アフリカ全体の電力需要を賄うことが可能な100,000 MW規模の発電ポテンシャルを有するとされている。しかしながら内戦により発電所の整備が遅れ、現在操業中の水力発電所の稼働率は44%に過ぎない。このため、電力へのアクセス率は全人口のわずか9%となっており、政府は2015年までにこれを2倍に引き上げる計画であるが、コストは65億US$に上ると見積もられている。
 なお、BHP Billitonが35億US$を投資し、コンゴ川にかかるInga3ダム(計画発電能力2,500 MW)の建設を2014年より開始する予定であるが、発電された電力は近傍に新たに建設されるアルミ製錬所へ供給される見込みであり、国内の電力不足解消のためには、さらなる電源開発が不可欠である。

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