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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2011年10月11日 調査部 渡邉美和

中国:山東省済南市、再び鉛蓄電池と再生鉛企業の生産状況検査

 中国では2011年5月頃、全国一斉に鉛蓄電池関連企業の環境汚染に関わる検査が実施されたが、現地報道によると、山東省済南市では市独自に、それよりも更に広範で厳格な検査が行われつつある。
 同市による今回の検査は、原料・補助材料・生産品・中間製品に関して排出される汚染物質中の重金属物質(鉛・水銀・カドミウム・クロム・砒素など)の状況や管理だけでなく、鉛蓄電池関連企業の貯蔵・運送・処理などでの重金属排出の可能性まで含まれ、より広範なものとなっている。これに基づき、同市が検査を実施した企業は、済南龍利達蓄有限公司電源廠、済南美日工貿易有限公司、章丘市明水振慶蓄電池廠、済南徳能電源設備廠、山東華日電池有限公司の5社で、これらは7月末に山東省環境保護局が発表した企業と一致している。
 7月末の集計報告によると、済南龍利達蓄有限公司電源廠、済南美日工貿易有限公司、済南徳能電源設備廠の3社については生産停止を伴う改善要求と再検査、章丘市明水振慶蓄電池廠、山東華日電池有限公司の2社については生産停止となっていた。今回の報道は生産停止を伴う改善要求をした企業に対してはその実行状況の再検査を求めたものと見られる。一方で、更に厳しい環境検査を進めると同時に、再稼働させるための検査との意味合いも含まれていると見られる。

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