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ニュース・フラッシュ

2011年10月17日 ジャカルタ 高橋健一

インドネシア:エネルギー・鉱物資源省、鉱業事業契約(COW)に関する企業との再交渉状況を公表

 2011年10月10日の地元紙報道によれば、インドネシアのエネルギー・鉱物資源省は、2009年の新鉱業法の内容に適合させるため、現在、過去の政府-企業間で締結された鉱業事業契約(COW)及び石炭鉱業事業契約(CCOW)条件に関し、企業側と再交渉を進めているが、その進捗状況を公表した。COW 37件、CCOW 76件、合計113件の契約を対象とし、主に、鉱区面積、契約期間、ロイヤルティ、資本移譲、高付加価値化、国内品・サービスの使用義務の6項目の条件変更を内容としている。このうち、COW 37件については以下の状況となっているが、今回CCOWについては公表されていない。

1. 全項目合意のCOW:11件
 PT. Karimun Granite、PT. Koba Tin、PT. Gorontalo Sejahtera、PT. Agincourt Resources、PT. Iriana Mutiara Mining、PT. Tambang Mas Sable、PT. Avocet Bolaan Mongondow、PT, Tambang Mas Sangihe、PT. Ensbury Kalteng Mining、PT. Kumamba Mining、PT. Gorontalo Minerals

2. 一部項目合意のCOW:21件
 PT. International Nickel Tbk、PT. Indo Muro Kencana、PT. Newmont Nusa Tenggara、PT. Kasongan Bumi Kencana、PT. Natarang Minig、PT. Mearest Soputan Mining、PT. Paragon Perdana Mining、PT. Nusa Halmahera Minerals、PT. Kalimantan Surya Kencana、PT. Citra Palu Minerals、PT. Tambang Tondano Nusajaya、PT. Woyla Aceh Mineral、PT. Iriana Mutiara Indeburg、PT. Dairi Prima Mineral、PT. Gag Nikel、PT. Galuh Cempaka、PT. Pelsart Tambang Kencana、PT. Mindoro Tiris Emas、PT. Sumbawa Timur Mining(2件)、PT. Weda Bay Nickel

3. 全項目未合意のCOW:5件
 PT. Freeport Indonesia、PT. Irja Eastern Minerals、PT. Nabire Bakti Mining、PT. Pasik Masao、PT. Pasifik Masao
 エネルギー・鉱物資源省は今後も企業側と交渉を進め、年内に決着を図りたい意向である。
 これに対し、鉱山業界団体であるインドネシア鉱業協会(Indonesian Mining Association:IMA)Tony Wenas副会長は、いくつかの懸念を表明している。再交渉が半ば強制的に行われている旨、関係企業から報告されていることに対し、交渉はオープンな形で実施されるべきであり、COWの変更はあくまで当事者間の合意を前提とし、強制されるべきではないと主張した。また再交渉においてロイヤルティ率を政令2003年第45号の規定を前提に、それぞれ販売価格に対し、金:3.75%、銅:4%などに変更する政府の方針に対しては、他国の例などを参考とした場合、金では2%が適正な率である旨を示している。

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