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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2011年10月18日 モスクワ 大木雅文

カザフスタン:鉱量枯渇により非鉄金属の採掘が10~15年後には困難に

2011年10月10日付け現地報道によると、最も収益性があり市場での需要が高い非鉄・貴金属の資源基盤が10~15年後に枯渇するとの予測が、10月5日のカザフスタン産業新技術省の地質部門発展に関する円卓会議で発表された。
 この脅威は極めて現実的なもので、当局によれば地質部門には深刻な複合的問題が山積している。同省は、そのために「地下資源・地下資源利用法」の修正を提案している。それによると、一連の修正は、地質調査促進に向けた投資家への優遇措置を盛り込むことになる。同国地質情報センター「Kazgeoninform」のサウレ・ウラザエワ所長は、「地質調査はリスクの高い業務である。投資家を誘致して探査への投資を始めさせるには、これを促進する条件を作る必要がある。例えば、地下資源利用権を譲渡する権利である。もし地下資源利用者が商業規模の鉱床を発見し、埋蔵量を算定し、資源台帳に登録し、当該鉱床を開発できる状態にある場合、市場価格により投資費用を補償された上で当該権利を譲渡する権利を与えられるということである」としている。
 また同国では確認済みの金鉱床の66%が開発されていないことが判明している。新規鉱床の開発には最新技術の導入が必要だが、それらは同国には存在しない。こうした技術を導入できるような専門家もいない。
 加えて、ここ10年、地質部門には若い専門家がまったく育成されていない。同省は地質調査の人材不足を非常に憂慮している。円卓会議では、国家プログラムに地質分野の専門家養成枠を規定すること、カザフスタンの有力大学に地質・鉱業学部を創設することが提案された。

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