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ニュース・フラッシュ

2011年10月24日 バンクーバー 片山弘行

米:アラスカ州Pebbleプロジェクト等の大規模鉱山開発禁止の条例案が住民投票により賛成多数で承認

 アラスカ州Lake and Peninsula郡は、2011年10月17日、「Save our salmon」イニシアティブに対する住民投票で賛成280、反対246という結果となったと発表した。
 「Save our salmon」イニシアティブは、鮭の生態系に影響を与える大規模な天然資源の開発(640エーカー(約2.6 km2)以上)に対して許可が与えられないようLake and Peninsula郡の法律を住民投票により改正することを目的としていたものであり、住民投票は10月4日に行われた。本イニシアティブは、事実上Pebble銅・金プロジェクトを対象としており、Pebbleプロジェクトを実施するPebble Partnership Ltd.(Anglo American:50%, Northern Dynasty社:50%)(以下PLP)は、住民投票の実施に先立ち、アラスカ州最高裁判所にイニシアティブ認定に対して再審申し立てを行っていたが、裁判所はこれを却下していた。
 住民投票の結果、Pebbleプロジェクトを始めとする大規模な天然資源開発が今後困難となる可能性が生じるため、PLPとアラスカ州政府は、Pebbleプロジェクトに反対する勢力により発起されたイニシアティブは、州政府が保有する土地で州政府が保有する天然資源の開発を制限するものとして違憲かつ法的拘束力がないものとし、アラスカ州最高裁判所に提訴する意向である。

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