閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
パラジウム レアメタル
2011年10月24日 モスクワ 大木雅文

ロシア:パラジウム在庫枯渇で輸出中止か

 2011年10月14日付け現地報道によると、ロシアは近いうちにパラジウム輸出を中止する可能性がある。国家貴金属・宝石備蓄機関(ゴフラン)の評価では、2012~13年のロシア連邦によるパラジウムの輸出可能量は4~4.5 t/年で、その後、さらに減少もしくは完全に輸出中止となる可能性がある。財務省筋によると、ゴフランによるパラジウムの年間輸出量はかつて50 tに達したが、ここ2~3年は25 tレベルまで減少している。ロシアが年間4~4.5 tまで輸出を削減することは、パラジウムの世界市場に対する同国の影響力低下を意味する。
 ゴフランは2011年5月、パラジウム輸出を2012年も継続する見込みと報じた。その際、ゴフランが保有するパラジウムの一部は商品化に向かないことが指摘されていた。そこで、ゴフランはこうしたパラジウムを「商品化できる状態にするため」再精錬計画を立てている。
 パラジウムは電子機器、自動車産業、宝飾品、造幣、医療に幅広く利用されている。世界のパラジウムの主要生産企業は、Anglo Platinum、Impala Platinum、Lonmin、Norilsk Nickel、Stillwater Mining Company(同社は2010年末までNorilsk Nickelが所有)である。

ページトップへ