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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2011年10月24日 ジャカルタ 高橋健一

インドネシア:Grasberg銅・金鉱山ストライキ動向、賃金交渉再開なるも、再び銃撃事件発生

 2011年10月21日までの地元紙報道等によれば、ストライキが続くインドネシアGrasberg鉱山での労使双方による賃金交渉が再開された模様である。労働組合側の話によれば、これは地方政府から問題解決するよう要請があったことにより行われたものであるとし、地方政府からは1日以内に合意するよう連絡があった模様であるが、さすがにそのような早期での合意は困難であるとしている。しかしながら、鉱山周辺で再び銃撃事件が10月21日早朝に発生したこともあり、労働組合としては問題解決へ努力したい意向を示している。
 この銃撃事件は、鉱山側の発表によれば、同日早朝、鉱山労働者1人が車両で鉱山に向かう途中、何者かの銃撃を受け死亡、加えて現場付近の住民2名も銃撃により死亡したとのことである。10月14日に同様の銃撃事件が発生しており、その時も鉱山関係者3人が死亡している。これら一連の銃撃事件と、鉱山ストライキ又は現在パプア州都で発生している独立運動との関連も取り沙汰されているが、現在までのところ明らかになっていない。
 また、鉱山側の発表では、金・銅精鉱を積出港まで輸送する29マイル(約46.6 km)のパイプラインの一部が何者かに破壊されているのが確認されたことに加え、現在労働組合員によりアクセス道路が封鎖されているため、精鉱などの輸送に大きな影響が生じている模様である。アクセス道路の封鎖に関し、労働組合側は、賃金交渉が解決に至れば直ちに解除するとコメントしている。

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