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ニュース・フラッシュ

2011年10月24日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:鉱業安全法案中のCOCHILCO廃止に反対の声

 メディア報道によると、現在、下院の鉱業エネルギー委員会で審議中の鉱業安全法案の中で提案されているチリ銅委員会(COCHILCO)の廃止に、様々な方面から反対の声が上がっている。直近の同委員会では、CODELCO経営陣・労働者からも反対の意思表明が行われた。Corlos Vilches下院議員によると、CODELCO役員会のGerardo Jofré会長は委員会で「COCHILCOが自立した組織として存続し、CODELCOやENAMIを監督する重要な役割を担うことを期待する」と述べた。委員会に出席していたCODELCO銅組合連合(FTC)の代表者もJofré会長に賛意を示した。Vilches下院議員は、現在の法案からCOCHILCOに関する部分を外しCOCHILCOを規制する現行法案を近代化すべきであると述べている。
 鉱業安全法案には、SERNAGEOMINの廃止及び鉱業監督庁の創設が盛り込まれている。鉱業監督庁は、探鉱・採掘計画を承認し、安全状況とその他規則の遵守について監視する役割を担う。地質情報を管理し火山の活動状況を監視する新しい機関の創設も謳われ、さらには、COCHILCOの廃止とその機能の鉱業監督庁及び鉱業省新部局への移管も含まれる。本法案が作成された背景には、CODELCO組織改革に伴うCODELCO監督機関としてのCOCHILCOの役割の終了や、鉱業関連組織全体が旧態化し現状にそぐわなくなっていることがあると言われるが、今後の議論の行方が注目される。

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