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ニュース・フラッシュ

2011年10月31日 調査部 渡邉美和

中国:レアアース専用の移動伝票システム、2011年11月に実施か

 現地紙によると、中国では検討されていたレアアース専用の移動伝票システムが2011年11月にも実施されるのではないかと多くの関係者は見ている。これが実施されると、レアアースの投げ売りも予想され、市場に価格低下を更にもたらすのではないかとの危惧を掲げる関係者もいる。
 某コンサルタント企業によれば、これまでに江西省では少なからぬ企業がまだ多くのレアアース在庫を保有しているのではないかと見ている。包頭稀土の最近の生産停止も、まだ奏功したとは言えない。2011年初以来上がり続けていた価格に対して川下市場の圧力は大きい。また、2011年8月以降のレアアース価格の下落に際して、企業や個人により、利益確保のための乱採掘や違法採掘が広く行われた影響も著しい。市場には大量の「伝票の裏付けのない貨物」が滞留していて、投げ売り圧力を市場にもたらしていると見られている。
 上海の関係筋では、レアアース専用の移動伝票システムが実施されれば、短期的にはレアース市場に激震を起こすかもしれないが、長期的にみればレアアース市場の健全化をもたらすことになるという見通しも示している。

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