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ニュース・フラッシュ

2011年11月1日 シドニー 原田富雄

豪:ウラン探鉱会社Bannerman Resources社、中国企業による買収は不確実と表明

 2011年10月24日、ウラン探鉱会社のBannerman Resources社(本社:WA州パース)は、2011年7月に中国の四川漢龍集団(Sichuan Hanlong Group)の豪州子会社Hanlong Mining Investment Pty Ltd.から受けた買収提案に関する続報を発表した。
 発表資料によれば、Hanlong Mining Investment Pty Ltd.は同社株式を0.612 A$/株で引き受け、会社買収の一形態であるScheme of Arrangementによる完全買収(買収額は約143百万A$)をするとしており、現在、技術・法務の両面からのデュー・デリジェンスが行なわれているとしている。また、四川漢龍集団はBannerman Resources社に対して、中国開発銀行(China Development Bank)が融資する前提で、採掘権の取得時期等に関しての調査をしているが、現在のところ融資決定が何時行われるかについては確認できていないとしている。
 こうした状況から、Bannerman Resources社の役員は、四川漢龍集団がBannerman Resources社の株主や、ナミビア政府が適当と考える開発スケジュール等が盛り込まれた具体的な合意を締結するかについては不確実であると結論付けている。
 Bannerman Resourcesは、ナミビアにEtangoウラン・プロジェクト(精測・概測資源量で酸化ウラン量148.7百万lb(約67,000 t))を所有、2012年Q1までにDFSを完了させる予定で、開発に当たってポテンシャルを有するJVパートナーを探していたところ、福島第1原発事故を受けて株価が低迷していた四川漢龍集団が買収を仕掛けたと見られている。

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