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ニュース・フラッシュ

2011年11月7日 ジャカルタ 高橋健一

インドネシア:Grasberg鉱山、長引くストライキの影響で生産量が著しく低下

 ストライキが続くインドネシアGrasberg銅・金鉱山の鉱石生産量が著しく低下している。2011年11月1日のFreeport-McMoRan Copper & Gold本社(以下FCX社)の発表では、非ストライキ労働者及び契約労働者による露天採掘及びDoz坑内採掘作業を減産体制で行っているものの、鉱山から積出港に至る精鉱輸送用のパイプラインの一部が破壊されたため、10月22日以降、粗鉱処理作業が一時的に中断されている。
 パイプラインの修復作業は着手されているが、ストライキ労働者による道路封鎖のため修復箇所に十分なアクセスができない状態となっている。このため、10月中の粗鉱処理量は平均12万t/日に低下し、これは2011年Q4での同鉱山の銅販売目標185百万lb(84千t)の前提となる17.5万t/日(通常稼働率の75%)をも下回り、この状態が長引けば、Q4の生産量低下は避けられない状況となっている。
 11月3日の地元紙報道によれば、エネルギー鉱山省Thamrin Sihite鉱物資源・石炭総局長は、同鉱山の粗鉱日産処理能力23万tに対し現在は5%の水準まで低下しているとコメントしている。

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