閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2011年11月8日 モスクワ 大木雅文

ロシア:連邦経済発展省、銅地金と銅線材の輸出関税を統一すべきとの見解

 2011年10月28日付け現地報道によると、ロシア連邦経済発展省は、銅と銅線材に対する統一輸出関税の導入が適切と考えていると、スレプニョフ同省次官が言明した。本件は既にズプコフ第一副首相をトップとする関税規制小委員会で検討されていた。同次官によると、銅地金に対する輸出関税導入後、生産者が銅ワイヤを製造し無関税で販売するようになったためである。
 連邦政府は、銅地金の輸出関税につき、一律10%に代えて本秋より累進税率を導入することを決定している。ニッケルと銅に続き、他の金属に対する輸出関税を近々導入する予定はないか、との質問に対し、同次官は「そうした計画はない」と回答した。同次官は、「例えばアルミニウムのような金属は、自国の天然資源をベースとする銅やニッケルの生産と違って原料の一部が輸入されているため、経済スキームが全く異なる」と説明した。
 また、同次官によると、ニッケル関税決定のための国際価格モニタリング期間(現行では3ヵ月)の見直しは今のところ検討されていない。経済発展省には生産者側からのそうした要望は来ていないと次官は付言した。連邦政府は今春、ニッケルの輸出関税に累進税率を導入した。それまで一律10%だった関税率は、銅地金と同様にLMEのニッケル価格水準に応じて変動する税率に変更されている。

ページトップへ