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ニュース・フラッシュ

2011年11月18日 バンクーバー 片山弘行

加:北米の科学者36名がBC州首相に対して開発と環境の調和について意見書を提出

 北米の科学者36名は、2011年11月15日、連名でBC州Clark首相あてに、BC州と米国アラスカ州との国境付近での金属鉱物・エネルギー資源開発と、本地域固有の代替不可能な環境の保護を調和させるようリーダシップを発揮することを求める意見書を提出した。
 意見書では、「BC州中西部の344 kmに及ぶ287 kVの送電線敷設プロジェクトであるNorthwest Transmission Lineの環境認可により、本地域の鉱業、発電所プロジェクトの新たな計画の多くが促進されることになるが、いまだそれらの累積した環境への影響について意味ある評価がなされていない。」としている。特にStikine、Iskut、Unuk川での米加両国にまたがる鮭の遡上に対する影響について懸念している。これらの計画が、ただやみくもに細心の注意を払わずして進捗することが認められた場合、本地域の野生生物の生息域の破壊や水質などエコシステム全体の縮小といったことが起こるとしている。
 また、BC州・アラスカ州国境付近での河川流域における新たな開発計画の評価に対して、適切に構成された透明性の高いエコシステムに基づく評価アプローチ方法を設計することに州政府の支援を求めるとともに、さらなる開発計画が承認される前に、BC州政府は対象流域中に位置する複数の開発計画の累積影響を包括的に評価することを開始すべきであるとしている。

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